福山熱煉工業株式会社
代表取締役社長

河田一実(Kazumi Kawata)

2021年5月から大きな組織改革を実施される福山熱煉工業株式会社様に弊社の研修を実施していただきました。研修を実施された想いや研修後の変化と今後の期待についてお伺いいたしました。

なぜ研修が必要と思われましたか?

数年前、長時間労働の疲労から会社に対する不満やイライラが蔓延し始めました。なんとかしなきゃと思い2年前に「社風向上プロジェクト」を立ち上げ、社内風土改革を試みましたが、なかなかうまく進まず悩んでおりました。 これから労働人口が減っていくなか、人材確保が重要です。弊社もこれまで以上に女性社員や新入社員が働きやすい環境を作り大いに活躍し、長く働き続けて欲しいと思っております。その為にも、社内風土を変えることが早急な課題です。社内でいろいろと検討した結果、まずは男性管理職の意識を変える必要性が見えてきましたので、今回研修を取り入れました。

男性管理職に向けてなぜコミュニケーション能力が必要だと感じられましたか?

2021年5月に管理職の若返りを図る為に大きな人事異動を発令し組織改革を実施します。 これまでの管理職は管理職としての仕事が機能していませんでした。工場系にはよくあることですが、匠の仕事をすればいいでしょ!という感覚がぬぐえないからです。 今後は真のリーダーとして部署内をまとめ人を動かし、メンバーが納得し且つ、個々の能力を最大限引き出すリーダーシップが必要だと私は考えます。その為には、まずメンバーとの人間関係を良好にするコミュニケーションスキルが必要だと感じました。 そして、「全社最適」をキーワードに縦割りをやめ、横のつながりを大事にしたワンチームが創れるリーダーになってほしいと思います。今回は思い切った人事異動なので、これからなにが起こるかわからないですが、徐々に成長し変化してほしいと思っています。

研修後の期待

研修を受講した直後はみんなやる気になりますが、現場に戻るとそれぞれの職務に翻弄され、せっかくの学びも忘れがちです。今回はオンラインによるフォローアップを一人ひとりに実施してもらえるので大変嬉しく思っています。フォローアップ効果で更にリーダーとしての意識が高まり、それぞれの個性が活きるリーダーになってくれることを期待しています。

福山熱煉工業株式会社
総務課長

徳永武義(Tokunaga Takeyoshi)

「社風向上プロジェクト」のメンバーであり、研修のご担当者様にお伺いいたしました。

アドバンストスタイル㈱を選ばれたポイントはなんですか?

弊社の要望をきちんとこまかく聞いてくれたのが大きなポイントです。 前回、広島県事業の女性活躍推進出前講座で男性管理職研修を受講した時に内容が非常にわかりやすかったし、講座内容が社内で会話の種になったので、「こんな研修良いね」から業者選定がスタートしました、 一方的に話を聞くのではなく、要所要所で社員同士が対話をし、自分事としてとらえる講座スタイルが良かったのも選定の大きなポイントでした。

研修後に皆様の変化はありましたか?

部署内でのコミュニケーションの意識が変わり積極的に声かけが出来るようになりました。 部署内はもちろん他部署間との交流を増やすことで、新入社員が抱く「未経験の不安」などを解消していきたいと思っています。これも社長が掲げる「全社最適」ですね。

受講内容

講座タイトルチームの力を最大限に引き出すリーダーシップ研修
研修のゴール人と組織のマネジメントができる管理職になる。
研修目的
  • 自分自身をマネジメントする
  • コミュニケーションのとり方や重要性を理解する
  • 部下マネジメントをする
対象者新部長・課長・係長
参加人数42名
業種金属熱処理加工

受講後の感想

  • 研修を受講する前は、正直な気持ち、気が重たかったですが、実際に講義を受けてみて、管理者としての心構えの手ほどきを受け、とても有意義な講義と思いました。 部下への接し方、自分の立ち位置、視点等、とても勉強になりました。
  • 現在、ここまで成長してきたマネジメントはアグレッシブリ-ダ-型が多数を占めていたがこれからのリーダ-に求められるのはサ-バントリーダー型であり、上意下達から 1 つのチームをまとめて共に成長するマネジメントが有効であることが分かった。
  • 女性活躍も期待されており、自部署でも女性が4割ほど占めているので、もっと働きやすい環境や方法が必要だと感じました。
  • 今うまく出来ていること、出来ていないこと、全てに対し凝り固まった先入観を捨て、変化に対応できる柔軟な考えを持ち、人に対しては部下等の言葉にくくらず、個人を尊重し人を大切に出来る人間になりたいと思いました。
  • 年長者への気配りも聞けて良かったです。確かに遠慮して、間違った方法での依頼をしていたなぁと思います。今回の研修で一番よかったのが、リーダーシップの部分を説明受けている場面で「とれる責任がないので、責任をとるって言えない!」といった質問をした際に、講師が「責任を取れる、取れないではなく、覚悟を持って依頼する事が大事であり、どれだけ部下を守ってやれるかが重要!」と返されたことが印象に残っています。今後もポジティブに考え、部下に接していきたいと改めて思った研修でした。
  • 高度経済成長期から今日までの古いリーダー像を否定するわけではありませんが、5 月からの新職制での若返りを良いチャンスととらえ、具体的にどう考え、どう行動するか、新リーダー達が当社の新しいリーダー像を創っていく上での良いきっかけになったと考えています。
  • リーダーシップも旧来のやり方から 新たに「サーバント・リーダーシップ」という支援して能力を引き出す やり方を加えながらのチーム作りが必要という事が判った。

フォローアップ研修

研修2か月後にフォローアップ研修をオンラインにて開催し、フォローアップ研修の感想をお伺いいたしました。

1、フォローアップ研修はどうでしたか?

  • 研修後に実践している事や課題点、不安に思っている事などについてアドバイスをしていただき、とても良いフォロー会でした。もう少し時間が有ると更に良かったです。

  • 研修後2か月間で感じたこと、実践したことなどをお話させていただきましたが、その内容に対し、先生の第一声は必ず 「それは素晴らしい」 でした。まず、相手を認め、常に肯定からスタートする。研修の際にもおっしゃられていましたが、大切なことだと再認識しました。

  • 研修後のフォローだけに小難しい事を聞かれるのかと思っていたがそんなことはなく、新組織になって直面している問題や悩みなどを率直に話せ、講師から参考になるアドバイスを頂きました。楽しかったです

  • 個人だけでは考え浮かばなかった事が他の人と話すことでヒント・アイデアが生み出されるんだなと感じました。

  • 会社とは関係ない第三者的な立場で話ができたので、本音で話せたのがよかったです。他工場で同じような立場の係長と一緒だったので悩みも共有できました。忙しさの中で忘れていたこともあり、フォロー会のおかげで今後やっていきたいことも確認できました。

  • 今まで研修が終っても、フォローまでして頂いたことがなく、今回初めての試みでしたが結論から言うと「時間が足りない!」と思えるほど充実した時間でした。

2、フォローアップ研修を終えて、今後自分としてどのようなことをやっていきたいですか?

  • コミュニケーション不足を解消しつつ、主任に任せることはしっかりと任せ、主任にも部下に対してフォローが出来るようにお互いに協力して成果を出せるようなチーム作りを目指していきたいと思います。

  • 自分の中で目標が改めて決まりました。工場全体の働きやすい環境を作っていこうと思います。工場全体のワンチームとなって、笑顔の絶えない工場にしていきたいと考えています。

    そのためにはコミュニケーションが欠かせない事を改めて思いました。コミュニケーション能力のスキルと経験を積んでいきたいです。

  • 簡単なものから着実に行い、良い習慣作りをしていこうと思います。先入観等を捨て、みんなの良い部分を積極的に伸ばしていけるように個々に向き合っていきたいと思います。

  • まずは部下との信頼関係をしっかりと築けるように、あいさつや声掛けなどは日々意識してやっていきたいです。部下からの意見や提案を肯定的に聞いて、やる気がアップするようにしていきたいです。

  • 新任課長・係長・主任に出来るだけ声かけして、今回講師が手本を見せて頂いた「長所伸ばし」に主眼を置いて、しっかりコミュニケーションをとっていこうと思います。

  • 話をしっかり聞いて、若手の「自分で考える力」を伸ばす。怒るのではなく、叱る。

     

3、会社or所属部署には、どのようなことができそうですか?

  • 全員が思ったことを発言しやすい職場にしていきたい。

  • 所属部署の方には、自分が勉強した事や経験した事などを伝え、小さな事でもプラスに出来るようしていく。

  • まずは部署全体の雰囲気をよくし、意見等が発言しやすい環境を作ります。

  • 私自身まだまだ部下へのフォローをしっかりとしていかないといけない時ですが、横のつながりも大切にし、お互いに協力してフォローしてあげられるような関係にします。

  • 研修で受けたテクニックや、考え方を活かしながら、より所属部署の業務の円滑化を実施していきます。課長職を目指す次世代の起爆剤になりたいです。

  • 風通しのいい(意見が言える)職場にする。肯定して、いい事であれば挑戦させる・後押しをする。出来ないことや無理なことは相手を認めながらフィードバックする。